こんにちは! ケロハチです(^^)/
今現在、介護の仕事に就いている方が、なぜ介護の仕事を選んだのか気になりますよね?
そこでこの記事では、ちょうどいいアンケート結果を見つけましたので、それを私ケロハチが深掘りしてみたいと思います。
この記事を読めば、介護士になることに対して、さらに興味が湧いてくることでしょう。
私は、障害者施設と高齢者施設と人材サービス会社で、あわせて24年働いてきました。
なので、たくさんの事例と出会ってきました。それらの事例も盛りつつ、
『なぜ介護の仕事を選んで働くようになったのか?』
一緒に考えたいと思います。
「介護労働者の就業実態と就業意識調査」‥ 漢字ばっかりですが(^^;
まずざっと、どんな調査なのかについて。
この調査は介護労働安定センターというところが平成27年に行いました。
全国の介護保険サービスを実施する事業所の 51,885 人 にたずね、20,334 人が 回答。39.2%の回答率だったそうです。つまり、介護士約2万人の気持ちがあらわれてます。
平成27年8月7日に新聞等マスコミ各社に情報提供を行なった時の公表資料
アンケート結果 第1位「働きがいのある仕事だと思ったから」
アンケート結果 第4位「人や社会の役に立ちたいから」
アンケート結果 第9位「生きがい・社会参加のため」
私が障害福祉の現場で働いていたとき、本当によく名前を呼ばれました。その後の別の業種では、そんなことはありませんでした。対人援助の仕事なので当然と言えるでしょうが、求められてる感はハンパなかったです。
また、いつもなんらかのハプニングが起き、単調な毎日ではなく、とても充実していました。起こったトラブルを、スタッフでワンチームとして支え乗り切ったとき、スポーツのような爽やかな充実感がありました。
自分たちが提供するサービスを通じて、利用者の笑顔が増え元気になっていく姿を見れることが働きがいとなった。利用者に喜んでもらえ、それを見てスタッフも喜べる。喜びの相互作用がはたらいていました。
高齢者支援の仕事では、人生を歩んできた大先輩から暖かい感謝の言葉をいただきました。『自分は、おそらくきっと社会の役にたってる』そんなやりがいがありました。

アンケート結果 第2位「資格・技能が活かせるから」
アンケート結果 第6位「介護の知識や技能が身に付くから」
介護福祉業界は補助金事業なので、資格が重視される
介護福祉士などの有資格者がたくさんいる職場には補助金が加算されます。質の良いサービスを提供している、というひとつの指標になるからです。そして競って資格を持っている人を募集し合うことになります。介護士求人では『介護福祉士』は引っ張りだこです。このことが転職を容易にしています。
私は履歴書に書ける資格はありませんでした
この業界では資格が重視されます。私ケロハチの場合で説明させていただきます。
私は18年間、資格を取らずに障害福祉業界で働いてきました。同じ社会福祉法人の職場で働いている限り、必要がなかったのです。資格を取らなくても経験はあるしと思っていました。18年目に不意に転職をすることになりました。
履歴書に書ける資格はありません。求人票を見るにつけ『40歳を過ぎたおじさんに選択肢がチョー少ないこと』にやっと気がつきました。資格がないことをがそれに拍車をかけたのです。経験を証明できなかった。
無資格でもらえる介護士の給料では、当時の私としては足りなかったため、仕方なく私は、1年間、時給が高い派遣会社で、残業の超多い製造の仕事をしました。工場の中で慣れない機械音を聞きながら働き、ひたすら介護福祉系の資格をとりました。
①福祉住環境コーディネーター2級
②介護福祉士
③介護支援専門員(ケアマネージャー資格)
④福祉用具専門相談員(これは講習のみで取れる)
これらを取得し、1年後に業界復帰しました。
キャリアを積み上げるひとつの方法として有効
今は資格を持っています。 そのことによって、仕事はいつでもどこでも得られると考えられます。身につけたコミュニケーションスキルや介護技術は、どの地域でも変わらないからです。自分の体が動かせる限り、何らかの介護福祉の仕事はできると考えています。
ただ資格がないと、 本人は『大丈夫できる』と思っていても、その能力を証明する方法がありません。ですので早いうちにとっておくことをお勧めします。私のように慌てることのないように‥(^^;

アンケート結果 第3位「今後もニーズが高まる仕事だから」
今後10年ほどで『なくなる仕事』が明らかになってきています。自動運転がここまで加速するとは、私は思っていませんでした(‘ω’)
このままだと運輸配送関係、特に長距離の高速道路での自動運転化は 想像がついてしまいます。人工知能(AI) 技術がとてつもない勢いで社会の隅々に浸透していきます。そんな中、 昨年発売された『週刊現代』では、今後10年で給料が下がる仕事と上がる仕事を一覧表にまとめました。介護福祉関係の仕事が上位ランクされています。人工知能に取って代わることのできない『心の仕事』として、介護は位置づけられています。
今後もニーズが高まる仕事というひとつの参考になると思います。 少し長いですが引用します。「上がる仕事」だけの引用です。紺色枠線のところが介護福祉業界の仕事です。

アンケート結果 第5位「お年寄りが好きだから」
70歳も年上の方を『可愛い』という表現をする介護士がいます。お年寄りがとても好きな方に多い気がします。私の場合は年齢差などを考えて、可愛いという表現はいかがなものかと思っちゃったりもします。真面目すぎるのかもしれませんが‥(‘ω’)
認知症になった人が、カドが取れて、年齢を超越した時に見せる、可愛いような、神様のような、そんなようすを『可愛い』と言ってるのかもしれません。 コミュニケーションに尊敬があればOKでしょう。
アンケート結果 第7位「自分や家族の都合のよい時間(日)に働けるから」
ホームヘルパー(訪問介護員)という仕事を例にとって説明します。この仕事をするには介護職員初任者研修(旧名称:ホームヘルパー2級)以上の資格が必要です。
事業所に登録ヘルパーとして 所属して仕事を行います。
午前中に A さん B さん C さんの自宅に訪問して、生活援助や身体介護のサービスを提供。その後、自宅に戻って自分の昼食。昼ドラをみたあと幼稚園に子供を迎えに行き、おばあちゃんの家に預け、身体介護をするために再びBさんの家に向かった。 夕方に事業所への報告を 専用の送信機より行う。
つまり、直行直帰でこのヘルパーさんは働いています。これはかなり自由度の高い働き方の例です。ただしこの仕事は、移動時間というのがポイントになってきます。移動中は時給換算されるのかどうかということで、 収入が大きく変わってきますので注意が必要です。

アンケート結果 第8位「身近な人の介護の経験から」
これは、是非、経験を活かして欲しいパターンです。
実際、私も現役時代お会いしたことがあります。ご自分のご主人の介護をしていた60代の主婦の方が介護の仕事をしたいと登録をしてきて、近所の認知症高齢者グループホームの仕事を紹介したことがあります。
『予期せず体得した介護技術を活かす機会があるのはうれしい』と話していました。
介護を受けた方が遺してくれたものとして、個人のものとしてではなく社会の共有財産として、是非活かしていただけたらと思います。
アンケート結果 第10位 「他に良い仕事がないため」
本当はこんな項目が残るのは心外です。10位というのがせめてもの救い、かなぁ。
他と比べたら良いということ。他に行くところがなかったから、でなくてよかった。
でもぶっちゃけ、そうは言いつつ、仕事を始める理由はなんでもいいかな。
大切なのはそこで何をつかむかということのはず。しょぼい理由でも、い~んです。

クリックありがとうございます。